でゅえま、ってなんだ

時代が変われば、オモチャも変わる

デュエマ。
うちの子が最近よく口にする言葉。

見せてもらってわかったのだが「カードゲーム」の「デュエルマスターズ」の略語らしい。

何でも略す最近の子達。
学校でさえ先生が「けいど」という状態。
計算ドリルのことを略しているのだ。

このカードゲーム。
思い出せば自分が子供の頃に既にアメリカにはあった。
別に子供の頃にアメリカにいたわけではないが、
雑誌だかなんだか、アドベンチャーゲームブックというのが流行った時に、アメリカでは他にこんなゲームもある、という情報を知っていた。

その頃はカードゲームを知っていたら相当マニアックだったが、
今では小学生・中学生、そして高校生ぐらいまでの年齢で一部の男子の間で流行っているらしい。
そういえば、公園でDSをするのではなくてカードでなんかしているのを見たことがあったが、これのことだったのか。

うちの子にはまだ毎月お小遣いを渡してはいないのだが、
いろいろと自分なりに工夫して友達からカードをもらっているらしい。
これはいいようで悪いようで、それでいて少し感心してしまうのだが、
そうして集めた”デュエマ”のカードで友達と「対戦」をしているようだ。

そしてこの間、家で二人で対戦してみた。
ははぁ、なるほど、ふむふむって感じで、やりながらどんなゲームなのかを理解した。

カードにはいろんな種類があって、それぞれ特技とかがある。
そしてそのカードは普通は駄菓子屋などで買うことができる。
ただし普通は何のカードが入っているのかわからない状態でしか買えない。

すごい強いカードだと、なかなか当たらないようになっていて、
古本屋などで高値で売っている状態。
カード専門店なんてのもある。

まあ、なんだ。強いカードを集めるには「資金力」がモノを言うお金で優劣の差が出る「イヤな大人の世界のルール」を子供の世界にもってきたオモチャ業界のいやらしさ。
子供にどんどんカードをほしくさせる仕組みだ。

ただしゲームでの勝敗は強いカードに依存しない面が結構ある。
実際このデュエマの大会が日本のあちこちで開催されていて、その優勝者のカードを紹介しているサイトがあったりするのだが、そんなに強いカードはなかったりする。

子供は強いカードを欲しがるが、おいおい、目的が違うだろう。
勝つことがゴールで、強いカードをもつことじゃあない。
それではコレクターだ。

勝つためにどんなカードをもつべきのか?
すごいカードで勝つよりもむしろ、なるべく安いカード(人気のないカード)で勝つほうが気持ちいいんじゃないかな?

小学校4年生のうちの子に、
何かの目標を達成するために、何が一番大事なのかを考えて、そのために行動する
っていう考え方を教えるにはいい機会かもしれない。

しばらくは子供につきあって、一緒にカードゲームをするかな。

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